綾部にある“神秘の森”『ミツマタとシャガ群生地』をご存知ですか?
2015年に発見されたばかりだという、北近畿の新しいスポットです。
早春よりミツマタ、その後入れ替わりでシャガが咲き誇り、その美しさに魅了される人が続出!
この記事では、黄色の可憐な花が森を埋め尽くす、美しく迫力のある『ミツマタ群生地』についてご紹介いたします。
例年の見頃は3月下旬~4月中旬。
2024年の開花情報は綾部市観光ガイドをご覧ください。
2019年は3月31日・2020年は3月29日に行き、ちょうど満開でした。
4月下旬~5月中旬に見頃を迎える「シャガ群生地」の記事は下記をご覧ください。
目次
水源の里・老富にある『ミツマタ群生地』について
住所は京都府綾部市ですが、すぐ横は福井県。
京都と福井の県境近くの森の中に『ミツマタ群生地』はあります。
(JR福知山駅からは車で1時間程)
綾部市では過疎・高齢化が著しい集落を「水源の里」と名付けて集落再生に取り組んでおり、その内の1つ「水源の里・老富」にある森の中一面に、ミツマタとシャガが咲き誇ります。
見頃の時期には臨時駐車場が設置されます。(無料)
(入口近くと、府道1号線沿いの京都と福井の県境あたり)
黄色の可憐な花が森を埋め尽くす『ミツマタ群生地』のご紹介
上記がミツマタとシャガが咲く森の入口。
運営協力金として1人200円を支払います。
道はある程度整備されていますが、他はほぼ自然のまま残された森の中へ入っていきます。
そして5分程歩いた山の奥には…
森を埋め尽くすミツマタ!
3月下旬から見頃を迎えるミツマタですが、2019年・2020年は3月末に行きバッチリでした!
4月中旬まで長く楽しめるようです。
本当にどこを見ても一面ミツマタで圧巻の景色です。
小花が集まって鞠のように丸くなっている可愛らしい花。
しょんぼりしたようにうつむいていて、枯れかけているのかな?と思っていたんですが、本来下向きに咲く花だそうです。
ミツマタからは良い香りがして、ミツマタの香りに包まれます。
量の割に香りはキツくなく、芳しいです。
本当たくさんのミツマタが咲いていて、山の上のほうもミツマタで埋め尽くされています。
写真でもある程度すごさは伝わるとは思うんですが、実際はもっとすごいです!
色々な『ミツマタ群生地』の写真を見ましたが、目で見る迫力には敵わないなと思いました。
ちなみに群生地の中にはたくさんの緑の葉っぱがあるのですが、これは全てシャガです。
冬でも枯れない青々とした葉っぱがずっと続いています。
シャガの花が咲きはじめたら、また違った見応えがあります!
シャガレポートはこちら。
注意点
パンフレットに書かれている注意点を明記しておきます。
登山靴がおすすめ
森の中は舗装されていない林道なので、汚れてもいいスニーカーまたは登山靴がおすすめです。あればぜひ登山靴で!
山の奥のミツマタを見るためには細い道を登っていかないといけません。
私が行った日は特に雨が降った後でぬかるんでいたこともあり、登山靴で正解だったなと思いました。
クマ出没情報あり
早朝や深夜のクマ出没情報があるそうです。
鈴などを携帯し、音で人の存在を示すことが大事です。
子連れ・赤ちゃん連れメモ
森の入口からしばらくは広く平坦で歩きやすい道ですが、山の奥に入るにつれて細い山道となります。
しっかりと山を歩ける子供でないと難しいと思います。
もちろんベビーカーでは行けません。
娘が赤ちゃんの時は抱っこ紐で連れて行きました。
『ミツマタ群生地』の概要・アクセス・駐車場
名称 | 【水源の里・老富】ミツマタ群生地 |
住所 | 京都府綾部市老富町在中48【MAP】 |
問い合わせ先 | 0773-54-0095(上林いきいきセンター) |
見頃 | 【例年の見頃】3月下旬~4月中旬 2022年の開花情報はこちら |
料金 | 運営協力金 1人200円 |
アクセス | 国道27号「山家」交差点から府道1号に入り、福井県境まで直進 |
駐車場 | 有(無料)【写真参照】 |
関連サイト | 綾部市観光ガイド / 綾部市観光協会Facebook |
冬に葉を落とす落葉性の低木で、枝が三つに分かれるところから「ミツマタ」と呼ばれています。
早春に小さな花を半球状にまとまって咲かせて芳香を放ちます。
樹皮は和紙の原料として利用され、ミツマタを原料とした和紙は光沢があり丈夫でしなやかなで破れにくいという特徴があります。
参考 ミツマタとは|ヤサシイエンゲイ